この記事はこんな方におすすめ
- 出産時に使用する陣痛バッグと入院バッグの違いがよく分からない
- 何をいつまでに準備すればいいのか不安
- 陣痛バッグ・入院バッグの中身が知りたい
出産が近づくと準備が必要な「陣痛バッグ」「入院バッグ」
言葉はよく聞くけれど、「違いは?」「中身は何を準備したらいい?」と疑問に思う方も多いはず。
この記事では、そんな不安を解消するために、
- 陣痛バッグと入院バッグの違いや中身
- 必要なものリスト
- 私が実際に準備したもの
などを分かりやすくまとめました。
出産当日を安心して迎えられるように、ぜひ参考にしてくださいね。
出産時に使用する陣痛バッグ・入院バッグの違い
よく耳にする2つですが、中身や使用するタイミングが異なります。
陣痛バッグ
お産に欠かせないアイテムを入れたバッグ。
出産予定日が近づいてくると、いつ産気づくか分からないため、本当に使うものだけを入れておくのが一般的です。
急に必要になる可能性があるので、出産予定日が近くなったら、可能な限り持ち歩くか、玄関など分かりやすい場所に置いておくと安心です。
入院バッグ
出産後から退院までに使うものを入れたバッグ。
産院にもよりますが、出産後4日〜1週間程度入院することになるので、その際に使用するものをまとめておくものです。
陣痛バッグと比べて入れるものが多いため、大きめのボストンバッグやキャリーバッグを準備するのがポイントです。
陣痛バッグ・入院バッグは分けるべき?
結論から言うと、陣痛バッグと入院バッグは分けるべきです。
陣痛バッグは、いつ来るか分からない陣痛・出産に備えるためのもので、状況によっては、妊婦さん1人で持ち運ばなければなりません。
陣痛バッグと入院バッグを1つにまとめたものを持って移動することになった場合、かなりの荷物になるため、身体に大きな負担がかかってしまいます。
陣痛がきた場合や破水が起こった場合にスムーズに産院に移動できるよう、陣痛バッグと入院バッグは分けておくことをおすすめします。
私も「1つにまとめて良いのでは?」と思っていたのですが、1つにまとめた場合、かなりの荷物になってしまいました。
1人で運ぶのは難しそうだったため、結局分けて準備しました。
いつ準備する?
妊娠8ヶ月(28週〜31週頃)までに準備をしておくと良いと言われています。
妊娠後期はお腹が大きくなるので、中身を揃えるのも大変になりますし、荷物を詰めるのにも体力を使います。
できるだけ早いタイミングで、準備しておくと安心です。
また、準備ができたら、バッグの置き場所をパートナーや家族に共有するようにしましょう。
状況によっては、パートナーや家族に持ってきてもらうことになるためです。
里帰り出産の場合はどうしたらいい?
里帰り出産をする方は、自宅で陣痛バッグ、入院バッグを準備しておき、里帰りのタイミングで中身を取り出して帰省し、実家でパッキングしなおすのがおすすめです。
そうすることで、いつ来るか分からない陣痛に確実に備えることができます。
準備する前に必要なこと
陣痛バッグ・入院バッグの中身を準備する前に、必ずやっておくべきことが、産院で準備があるものの確認です。
産院によって何が用意されているか異なるので、事前に確認しておくと、不要な荷物を減らすことができます。
ちなみに私が通っていた産院では、下記が準備されていました。
通っていた産院で準備されていたもの
- 分娩用マット
- 直後パット
- ナプキン 各サイズ
- 使い捨て骨盤ベルト
- 紙おむつ
- おしり拭き
- 分娩キット(出産時に使用する綿花やガーゼ等のセット)
- バスタオル
- フェイスタオル
- ハンガー
- ドライヤー
- ティッシュペーパー
- 授乳クッション
- 円座
- シャンプー・リンス・ボディーソープ
バッグの中身はできるだけコンパクトにした方が持ち運びが楽なので、産院で準備があるものは必ず確認し、それ以外のものだけ持っていくようにしましょう。
陣痛バッグ 中身のリスト

ここからは、私が実際に準備した陣痛バッグの中身を、リスト形式で詳しく紹介していきます。
少しでも準備の参考になれば嬉しいです。
陣痛バッグ 入れるものリスト
- バッグ本体
→持ち運びやすい大きさのリュック、もしくはショルダーバッグが便利。私は小さめのリュックに入れました。 - 母子手帳
- 保険証・マイナンバーカード
- 診察券
→保険証と一緒に、母子手帳ケースにまとめておくと安心です。 - 財布
- 印鑑
- 陣痛食(ゼリー飲料、シリアルバーなど)
→陣痛の合間に食べるため、食べやすいものがおすすめです!私はゼリー飲料とシリアルバーを準備しました。 - 500mlのペットボトル
- ペットボトル用ストローキャップ
→陣痛中、横になりながら飲み物を飲めるので、あると本当に便利です。100円ショップで購入できます。 - 汗拭きシート
→出産時は汗をかきやすいので、汗拭きシートがあると◎自分の好きな香りのものを準備し、出産時にリフレッシュできるようにしましょう。 - ハンディファン・うちわ
→私は念のために両方持って行きました。ハンディファンの充電は忘れないようにしましょう。 - リップクリーム
→お産中は唇が乾燥しやすくなるので、持っておくと安心です。 - 産褥ショーツ(1枚)
→出産後すぐに使うので、取り出しやすいところに入れておくのがポイント。 - 授乳ブラ(1枚)
- パジャマ(1着)
- フェイスタオル(1枚)
- ハンドタオル(1枚)
- 骨盤ベルト
- スマホの充電器
- テニスボール
- 使い捨てカイロ
- メガネ
- 出産手当金支給申請書
→医療機関の記入欄があります。支給対象の場合は、事前に準備しておきましょう。陣痛バッグにスペースがない場合は、入院バッグに入れても良いです◎
入院バッグ 中身のリスト

実際に私が準備した入院バッグの中身を、ひとつずつご紹介します。
写真とあわせて、参考にしてみてください。
入院バッグ 入れるものリスト
- バッグ本体
→必要なものが入る大きさのキャリーバッグ、もしくはボストンバッグがおすすめ。私はボストンバッグを使いました。
● ママのもの
- 授乳ブラ(2枚〜)
→洗濯の可否によって枚数を決めるのがおすすめ。私は陣痛バッグに入れた1枚と合わせて、計3枚持っていきました。 - パジャマ(1着〜)
→洗濯の可否によって枚数を決めると良いです。私の場合は、産院で貸し出しもあったので、陣痛バッグに入れた1着と合わせて計2着のみ準備しました。 - コンタクト・コンタクト用品
- スリッパ
→出産時も必要になる場合は、陣痛バッグに入れておくと安心です。私は入院時のみ必要だったため、入院バッグの方に入れました。 - カーディガン
→入院時の寒さ対策に。寒がりの人は、カーディガンなどの羽織ものを持っていくと、入院生活を快適に過ごすことができます。 - 退院時の服
→退院時にママが着る服は忘れずに準備しましょう。私はワンピースを用意しました。 - 歯磨きセット
- 歯磨き用のコップ
→コップ一体型の歯磨きセットがおすすめです。 - ヘアゴム
- 洗面用具(洗顔石鹸、化粧落とし、化粧水、乳液、クリーム、美容液、パック、ヘアブラシ等)
→産院のアメニティを確認の上、自分に必要なものを厳選しましょう。 - メイク用品
- 夜用ナプキン(1パック)
- デリケートゾーン用のウェットシート
- 母乳パッド
→母乳がどれくらい出るか未知だったため、サンプルでもらった計4枚のみ準備しました。産院でも取り扱いがある場合は、必要最低限を持っていき、状況に応じて買い足すのがおすすめです。 - 乳頭ケアクリーム
→乳首の切れなどを予防するのに役立つアイテム。手間を省くために、拭き取り不要タイプが便利です。 - 産褥ショーツ(3枚〜)
→股の部分が開閉できる防水布・撥水布付きのショーツ。私は入院バッグに入れたものと合わせて、計4枚準備しました。 - 靴下(2枚〜)
→夏でも病院内はエアコンが効いている可能性があります。寒がりな方は持っていくと◎ - 着圧ソックス
→産後は浮腫みやすくなります。普段浮腫まない人も用意しておくと安心です。 - マスク
- ホットアイマスク
→リラックス用に!マストではないので、状況に応じて家族に持ってきてもらっても。 - お菓子
→授乳をするとお腹が空きやすくなる場合もあるので、必要に応じて用意しましょう。 - 小さいバッグ
→産院内で飲み物を買ったりする際に財布を入れる用として。私は小さなショルダーバッグを準備しました。
●赤ちゃんのもの
- 退院時の肌着
- 退院時のベビー服
- ベビー用のガーゼハンカチ
→産院から持っていくように指示があったので準備しました。 - 赤ちゃん用の保湿剤
→産院で準備されている場合もあるようです。私は念のために持って行きました。
※紙おむつやおしり拭きは産院で準備があったので持って行きませんでした。
自分で準備が必要か必ず確認をお願いします!
実際に準備したママたちの声
ここからは、実際に陣痛バッグ・入院バッグを準備したママたちの声をご紹介します。
人によって「これはあってよかった!」と感じるものはさまざま。
ぜひ参考にして、自分に合った準備を進めてみてくださいね。
まとめ
バッグの種類 | 使用するタイミング | 中身 | ポイント |
---|---|---|---|
陣痛バッグ | 陣痛〜出産まで | 最低限の必需品 | いつでも持ち出せるようにコンパクトに |
入院バッグ | 出産後〜退院まで | 入院生活に必要なもの(ママ・赤ちゃん) | 入院生活が快適になるように準備するのがおすすめ |
いかがでしたか?
準備するものが多くて驚いたかもしれませんが、どちらも「あると安心できるもの」を、無理のないペースで少しずつ揃えていけば大丈夫です。
出産当日を落ち着いて迎えられるように、今からできる範囲で準備を始めてみましょう。